おくマガvol.1 吉野でお箸作りと林道ツアー

ワークショップ

 

吉野郡下市町にある吉辰商店さん。

吉野杉の間伐材を使った箸を中心とした商品を生産していらっしゃいます。今日はお箸作りのワークショップができるとのことで参加してきました。

ワークショップ

店舗は橿原市から車で30分ほど。奈良市内からは車で1時間ちょっと。
道も走りやすいので、意外と近くに感じます。

お店は、看板が目印。お店の前の道は少し細いので、駐車に困ったら連絡するのが良いかもしれません。
お店では、代表の吉井さんと商品企画部の井原さんがお出迎えしてくれました。お二人で運営をされています。
店舗は杉の香りでいっぱい。看板

早速お箸作りを体験!

用意されたのはカンナ、お箸になる吉野杉の角棒、あとは溝が入った削り台です。

カンナ
カンナ

角棒
角棒をカンナで削って、お箸を作ります。ちなみにお子様は紙やすりでも体験できるそうです。

最初にお手本を見せていただきました。

角棒を選んで、削り台に置き、角を削っていきます。正方形の棒なので、1ヶ所削れたら回して、また削れたら回して…という風に、4か所の角を取っていきます。
カンナは使ったことがないけれど、簡単にできそう!

お手本まずは角棒を選定。木目がまっすぐなものが良いとのことで、よく見てみるものの、どれもまっすぐに見える…
ほぼ直感で2本選んで、削っていきます!
箸選ぶ

カンナで上から下へ。少し力を入れてスライドしていくと簡単に削れます。削るのはとても気持ちいい!でも力の入れ加減によって削り方が変わってくるので、調子に乗って削りすぎないように注意。
削る

因みに吉野杉のお箸は細く繊細なものが高級だそうです。細くても折れないくらいしっかりした木なんですね。でも、元々お箸は日本食の為のものなので、ステーキとかお肉を箸で切ったりすると折れてしまいます。お箸から日本食の繊細さも感じることができました。

さて、1本目が丁度いい位に削れたら、2本目。お箸を作るときに難しいポイントはここです。1本目と同じくらいの太さにしないといけません。
時々1本目と見比べながら削っていくのですが、細さというより形が違う…。2本目結構削ったつもりなのに1本目の方が太い…。今度は2本目を削りすぎて1本目を削る…。

比べてみる
太さや形を合わせるのは難しい…

こんな感じで微調整を繰り返していきます。
調整
大体揃ったかなというくらいで紙やすりでも削っていきます。目の粗いやすりは結構削れるので、ここで調整するのもいいかも。
その後、目の細かい紙やすりで全体を削って仕上げます。
やすり

その後は焼き印を入れます。奥の部屋に移動すると、焼き印を押せる機械が登場。
移動
お箸を固定して、足元にあるペダルを踏むと、スタンプの要領で、文字が入った熱した鉄を押せるようになっています。
押しすぎると焦げてしまうし、押さなさすぎも文字が見えないので難しい!
吉井さんと井原さんはこれを1回の注文で5000回やったりすることもあるんだとか。凄い!!

修正


焼き印

その後は布で蜜蝋を塗りこんで袋に入れたら完成です。
完成間近

完成

出来上がったお箸は、軽いし触り心地もとっても良いです。何より自分で削ったので愛着がありますね。

体験は一人2膳作れます。皆でわいわいおしゃべりしながらやるととっても楽しいですよ。体験時間はだいたい1時間ほど。早い人だと30分くらいでも作れます。私達は1時間くらいかかりました。
木のお箸にハマって、何回も来る人や、家族みんなの分を作りたいと来る海外の方もいらっしゃるそうですよ。

その後は、お箸作りのオプションとして、森林林道ツアーもあるそうなので、そちらも参加してきました。
おしゃべり

車に乗せてもらうこと約20分。辺りは一気に森林になります。川も流れていて、かなり涼しい!吉野杉を間伐している所に到着しました。
川

林

いきなりですが、間伐ってなんの為にすると思いますか?

日本は国土の70%が森林なのですが、その内の40%が杉や桧といった人工林なんだそうです。人工林は、ちゃんと手入れしないと健全な森にならないんです。
適度な間伐をすることによって、土まで日光が当たり、しっかりとした木が成長します。それによって二酸化炭素の吸収力が上がったり、山崩れや災害から守ってくれる森が出来上がるんです。
また、丁寧に枝打ちされ、手入れされて大切に育てられた吉野杉は木目が美しく、香りも最高です。

林
間伐をしているから明るい林!

その木を使って建築材が作られるそうなのですが、その時にできる端材を使い商品を作っているので、吉野杉箸は環境にやさしい商品なんですね。
吉辰商店さんの商品が買えるお店は一番下にまとめてありますので要チェックです!

吉野杉の良さを伝え続けていきたいと、吉辰商店さんでは若い世代の方も手に取りやすい可愛いパッケージで様々な商品を展開されています。また、商品づくりやワークショップを通して、吉野の山の事を知ってもらう活動に取り組まれています。

きのこ

更に車で林道を山頂に向け走ること20分ほど。
看板

こんな場所にも連れてきてもらいました。吉野町と川上村と黒滝村の町村境あたりで絶景スポット。
ここから見える木は全部吉野杉なんだそうです。
絶景
 

看板
吉野駅まで山道で7キロ!!!

看板

さっき作っていたお箸は、ここに植わっていた木からできたんだな、と思うとなんだか新鮮な気持ちになります。
この日は晴れていたので、ずっと奥の方まで見えていてとっても良い眺めでした。
絶景

吉辰商店さんでは様々なお箸も販売しています。こちらの商品は上の部分が紅白と黒白になっていてとてもかわいい!

箸
吉方箸(2膳入り)500円+税。紅白、黒白の2色展開です。
上部分
可愛くてプレゼントにも最適!撥水セラミック加工しており、吉野ひのきの良い香りがします。

また、お箸以外にも珈琲のドリッパースタンドやキャンドルホルダー、わっぱ(お弁当箱)等、様々な商品も展開。まだ色々試作しているものもありました。

皆さんも是非足を運んでみてください!

記念撮影

奥村さんの一言

普段使うことのないカンナで木を削る作業は、繊細で、でも、どこか気持ちいい。
木の肌触りと削るときの音に癒やされました。
焼き印を入れる作業では、センスのなさが露呈…。
力加減が難しすぎる。
吉野山散策では、自然という存在に、ただただ圧倒されました。
いろんな角度から、自然に、木に向き合える貴重な機会でした!


吉野杉懐石箸 老舗―吉野杉箸製造卸―
吉辰商店
〒638-0041 奈良県吉野郡下市町下市2764-6  Tel:0747-52-3649
通販サイト https://yoshinosugi.thebase.in/

◎商品取り扱い店
・奈良公園バスターミナル内「奈良銘品館」 https://npbt.jp/
・絵図屋 奈良市もちいどのセンター街(奈良市餅飯殿町5)http://www.ezuya.jp/
・カフェ睦月 〒634-0812 奈良県橿原市今井町1丁目9−12 https://ameblo.jp/mutsuki-imai/
                      instagram https://www.instagram.com/mutsuki241/?igshid=7orpbwii4v7h

ワークショップ
【吉野杉箸作り体験】
人数:1~6名様程まで(団体様の場合、出張も可能ですのでお気軽にご相談ください。)
時間:30分~60分程
料金:大人1,500円、小学生以下1,000円(小さいお子様は紙やすりでも体験できます。)

【吉野杉キャンドルホルダー作り体験】
人数:1~6名様程まで(団体様の場合、出張も可能ですのでお気軽にご相談ください。)
時間:30分~60分程
料金:大人1,500円

【森林林道ツアー】
人数:1~4名様まで
時間:1時間~2時間
料金:1団体5,000円

キャンドル
キャンドルホルダー

おくマガとは…
奈良県橿原市出身、橿原市観光大使で奈良で起業した奥村政哉さんが、奈良の魅力を伝えるコーナーです。

旅した人
奥村政哉
1990年、奈良県橿原市生まれ、28歳
NaraDeWa代表、ポルベニルカシハラスポーツクラブ広報、橿原市観光大使/ならまち遊歩公式アンバサダー
京都大学総合人間学部卒業
大手総合コンサルティングファームを退職後、「日本の奈良を世界のNARAへ」をビジョンに、奈良の魅力を世界に伝えるために活動中。
2019年度中に、奈良に特化した多言語メディア「Nara-Travel.com」を立上げ予定。
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取材、記事 角谷恵