The Japanese flower arrangement "IKEBANA" in Nara★1★~chrysanthemum~

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タイトルは、英語ですが、日本語で紹介します。

“いけばな”に、まつわる連載の第1回目です。

 

「花を生ける」には通常、花器を使います。陶器、又は、ガラスで出来ている花器が多いです。

最初に、花屋さん・野山・畑・庭等で生ける花を調達したら、次は、花器を決めます。

大切なことは、花器を、いけばな作品の一部とするのか?それとも、単なる土台とするのか?を考えて決めることです。(前提に、どういう目的で、どこに飾るのか?なども必要です。)

 

この作品の場合は、いけばな作品の一部として、丸い花器を使用し、全体的に丸みを帯びた風に仕上げています。maru

 

オレンジ色の花「ガーベラ」とユニークな形状の「キウイヅル」が目立っている感じです。

ここに、緑色の葉「キイチゴ」(一番高さがある葉)や「ドラセナゴットセフィアーナ」(水面すぐの、まだら模様の葉)とオレンジ色の実「ハナナス」を合わせています。

こうすると、わずかしか見せない「ハナナス」の使用方でも、「ハナナス」の存在を示すことができます。

 

一方、次の写真の場合は、花器を“いけばなの単なる土台”と考えて生けています。hana

大きな葉っぱ「ハラン」のみで仕上げています。

 

生けた花に関連した内容も、ちょっと紹介します。

 

まず、「ハナナス」です。

見た目は、ミニトマトに似て可愛らしく、名前がナスに似ているので、つまみ食いしそうになる花材です。hananasu

でも当然、観賞用ですから、残念ながら食用には適していません。

「秋の実り」を表現するために、いけばなに用いることが多い植物です。

 

 

下の作品は、「コオリヤナギ」(長い方の枝)と「菊」(手前の緑の草)の二種類だけで制作しています。菊

うち、菊についてです。

菊は、種類が豊富で、今では年中生産されていますが、特に10月が見頃で、各地で「菊展」などが開催されます。

豊富な菊の種類でも、この上の写真や下の写真の“いけばな”で使っている小さな花が多く付いている「小菊」と呼ばれる品種は、奈良県が生産量全国一です。菊

 奈良と言えば、奈良時代に作られたとされる日本最古の歌集「万葉集」が有名です。多くの奈良の地名が登場しています。また、現在でも奈良のあちこちで観ることができる草花・木が、たくさん詠まれています。

しかし、「菊」は、詠まれていません。でも、“百代草”などの異名で詠まれているのが「菊」では?という説もあるようです。

日本の切り花の中で、圧倒的に多く使われているのが「菊」なのに、ミステリアスですね!

こんな感じで連載していきますので、お楽しみに!!

http://www.tanaka-ikebana-school.com/