「雫―story of the droplets」を見てきた!

奈良

 

201693日(土)~1023日(日)、奈良市内で「古都祝奈良 時空を超えたアートの祭典」が行われています。これは、「東アジア文化都市2016奈良市」のコア期間イベントとして開催されています。だから、この50日間は、様々なプログラムが展開されています。詳しくは、こちらをご覧下さい。

http://culturecity-nara.com/

その中で、おそらく最も気づきにくい場所でのアート作品展示を見てきました!

作品名は、『雫―story of the droplets』です。

場所は、近鉄奈良駅/JR奈良駅から共に、徒歩15分程のところにある奈良市北風呂町です。

そこにある元染物屋さんの倉庫です。約60年前(大正時代~昭和30年代)まで使われていました。tuta今は正面から見ると、見事な蔦(つた)に覆われていて、家主さんの物置になっていた建物です。中に入ると、染めた布を乾かすため、壁が鎧兜(よろいかぶと)のようになっているのが特徴です。お天気が良ければ、この壁の隙間からの漏れ日が綺麗らしいです。kabe

【メイン作品紹介】

★天井の布★

天井の布は、『倉庫の地面の記憶』だそうです。倉庫に入って足元を見ると、土ですが、ところどころに赤や紫などの色が付いている箇所があります。まさしく、この色が布を染めていた証です。地面に布を敷き、約20リットルの水を掛けただけで、地面の色が浮かび上がったのだそうです。現役を終了してから、『約60年の間に色付いた過去の記憶をすくい上げた作品』となっているそうです。nuno

★ガラス瓶★

倉庫に入ると、青色のガラス瓶が一番目立っています。これがなんと、60年間未開封の瓶だそうです。中には、約20リットルの水が入っています。倉庫の片隅に置かれ、埃を被っていたそうです。それを展示させることで、様々な出来事を長い時間見つめてきたガラス瓶が答えるように、『20リットルの雫が、かつての染物屋倉庫の輝きを描きだした作品』となっているそうです。tubo

これで、作品タイトルが『雫―story of the droplets』となっていることをわかって頂けましたでしょうか?でも、「百聞は一見に如かず」です。使われていない倉庫に芸術作品が飾られることなど、めったにないと思いますので、是非一度、足を運んでみて下さい!!